第39回JFPSフライボールトーナメント@栃木県壬生町総合公園 結果

 

第39回JFPSフライボールトーナメントは2009年9月27日 栃木県壬生町総合公園で開催された。 レギュラークラス10チーム・オープンクラス2チーム ・ベテランクラス1チーム・ノービスクラス2チームの合計15チームが参加して楽しく競技を行った。

レギュラークラスは第1ディビジョン(2チーム)と第2ディビジョンの(3チーム)は合同でシングルラウンドロビン( 5/5)を行い勝ちヒート数により順位を決定した。第3ディビジョン (4チーム)と第4ディビジョン(1チーム)は合同でシングルラウンドロビン(5/5)を行い、勝ちヒート数で順位を決定した。

オープンクラス(2チーム)とベテランクラス(1チーム)は合同でレース(4/4)を行った。レース数調整のためオープンクラス対戦を1レース追加で行った。

 

参加チームと結果は以下の通り。

順位 クラブ名 チーム名 勝ちヒート シードタイム B/Oタイム ベストタイム
Div.1 チームYJC チームYJC 16 19”00 N/A 18”88
STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 19”50 N/A 20”45
Div.2 SSDC RED VOLTAGE 14 21”00 19”50 20”15
FREE WAY FREE WAY 21”00 19”50 20”36
チームYJC Sky−Airs 20”50 19”50 20”74
Div.3 The PEANUTS FLYBALL DOGCLUB PEANUTS 17 22”00 21”00 22”72
STRIKE WYVERNS BARGUEST 12 23”00 21”00 23”29
チーム・スプラッシー スプラッシー 10 23”50 21”00 23”78
SSDC Red Shooting Star 23”50 21”00 22”01
Div.4   1 CHD CHD 25”50 24”50 24”81
Open PEANUTS/TUNAMI Bow Wow Dreamers N/A 24”00 N/A N/A
スプラッシー/暴暴団/FREE WAY Sprinter N/A 25”00 N/A N/A
VET FREE WAY Free Way Silver N/A 24”00 N/A N/A
ノービス チームYJC チームCandy N/A N/A N/A N/A
FREE WAY/PEANUTS P−FREE N/A N/A N/A N/A

 

タイトル獲得者(犬)は以下の通り。

FMCh トントン(FREE WAY)

FMX  MELODY(FREE WAY)

FM  JUNI(The PEANUTS FLYBALLDOG CLUB) /  Ray(SSDC)

FDCh−G  ブイブイ(チーム・スプラッシー)

FDCh−S   BELL(The PEANUTS FLYBALLDOG CLUB) / L (CHD)

FDCh  アリエス( STRIKE WYVERNS) / HANA(The PEANUTS FLYBALLDOG CLUB)

FDX  コロ(SSDC) 

FD  虹雪葵(CHD) / TAP(CHD) / 七波(SSDC)

 

ディビジョン1では相変わらず、チームYJCが快勝を続け、王者の威厳を保っている。今大会では唯一18秒台を出している。ボーダー1匹とラブ3匹のラインアップのチームだが、小柄なラブ(空)のお陰出で12インチのジャンプを跳べることが、チームを有利にしている。1年前に日本記録を出した時には13インチを跳んでいたが、ルール改正でジャンプが1インチ低くなった。是非、記録の更新を目指して欲しい。STRIKE WYVERNSは今回、ハイトドッグのバニラ(シェルティー)の代わりに新しく育ったBC(アリエス)を起用し、14インチのジャンプで挑戦を挑んだ。高いジャンプの前に本来の走りを発揮できずタイムは伸び悩んだが、安定した走りで、全てのヒートにおいて25ポイントを獲得した。実際にはできないが、もしチームYJCと同じ12インチを飛んでいたら、勝負の行方はわからなかったかもしれない。

ディビジョン2ではRED VOLTAGESSDC)、FREE WAYSky-Airs(チームYJC)が対戦。RED VOLTAGEのメンバー構成はラブ1匹とBCが5匹だが、そのうちの3匹(RayMischa、まな)は11インチのハイトドッグという羨ましいメンバー構成だ。今回はシードタイムを21秒に変更してディビジョン2で参戦。Div.1同様Div.2でもチームYJCSky-Airs)の独壇場になりつつあった最近の流れを変えた。このトーナメントをもってフライボールを引退するまなちゃんにとってディビジョン優勝は良い想い出になる事だろう。2位のFREE WAYAS3匹、BC1匹、パピヨン2匹のメンバー構成の中で、パピヨン2匹で1スポットをシャエアし、ジャンプ高さを7インチ固定して、ベテランクラスに参加できる犬にも無理のない、ラインアップで望んでいる。大小、老若取り混ぜた、本来のフライボールの良さをいいとこ取りしたような、肩の力をぬいた微笑ましいチームワークによるフライボールを見せてくれた。

ディビジョン3ではSSDC、チーム・スプラッシーからスピン・アウトして結成されたThe PEANUTS FLYBALL DOGCLUBが記念すべき初のフルメンバーでのレギュラー戦でビィジョン優勝を飾った。PEANUTSにとっては予想外の好スタートを切ることが出来たのではないだろうか。今回、PEANUTSのスピン・アウトで、少なからず打撃を受けたSSDCとチーム・スプラッシーが復活し、元気に参戦してくれたことはJFPSにとって大変うれしいことだった。ワイバーンズは今回始めてレギュラー2チーム体制で参加してくれた。今までオープンでの参加がメインだったサクラ(シェルティー)もチームがフィックスされれば、サポートも得られ、自信もついてくると思う。今まで控えとして走っていたブレス(BC)もスポットを任されることにより、走りは安定してくれるだろう。うれしいBRGUESTのデビュー戦だった。

ディジョン4ではCHDから小型犬メインのチームでシードタイム25,5秒で参戦してくれた。日本には小型犬が多いので、こうしたチームの参加が増えれば、小型犬も楽しめる競技会になっていくと思う。現在、愛知、大坂、岡山で練習中のチームは小型犬がメインのチームが多い。大・中型犬がメインの国で生まれた競技だが、 日本ではフライボール会場が小型犬も活躍できる場になってくれたらこれほどうれしいことはない。

オープンクラスでは、静岡から初めて一人だけで遠征してくれたちょこら(ミニピン)の活躍が微笑ましかった。練習を始めた頃はボールにまったく興味を示さず、集中力も続かなかった小さな彼が自信を持って初めて一緒に走る犬達に混ざって走る姿は本当に素晴らしかった。

ベテランクラスでは、療養生活から復活したサンディー(AS)の姿を見られたのもうれしかった。

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表彰式のときにJFPSに移行してからの2006年、2007年、2008年のMOST VALUABLE CLUB OWNER賞の贈呈を行った。MVCOはより多くのフライボール犬を育て、チームをまとめ、競技会を盛り上げてくれた功労に対してJFPSから感謝の気持ちを込めて送られる賞だ。

2006年 森田正章さん (FREE WAY 13チーム出場)

2007年 森田正章さん (FREE WAY 14チーム出場)  

2008年 飯塚豊先生 (チームYJC 18チーム出場)

 

 

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