第35回JFPSフライボールトーナメント@朝霧アリーナ 結果

 

第35回JFPSフライボールトーナメントは2009年5月10日 静岡県朝霧アリーナで開催された。 レギュラークラス9チーム・オープンクラス1チーム ・ノービスクラス3チームの合計13チームが参加して楽しく競技を行った。 直射日光は厳しく、日向にいるとじっとしていても汗が出るほどだったが、日陰に入ると吹いてくる風が心地よく、また雄大な富士山をバックに青空が広がり爽やかな一日だった。

レギュラークラスの第1ディビジョンはチームYJCのみで、第2ディビジョンの4チームと合同でシングルラウンドロビン(5/5)を行い、第3ディビジョン はオープンクラスと合同でシングルラウンドロビン(5/5)を行い、それぞれのディビジョンで勝ちヒート数で順位を決定した。

今回名古屋のThe dogs of DGが初遠征を行い参加する予定だったが、参加犬の体調不良のため参加を取りやめた。次回の参加を期待したい。

参加チームと結果は以下の通り。

順位 クラブ名 チーム名 勝ちヒート シードタイム B/Oタイム ベストタイム
Div.1   チームYJC チームYJC 15 19"00 N/A 18"70
Div.2 STRIKE WYVERNS STRIKE WYVERNS 13 20"00 19"00 20"06
チームYJC Sky-Airs 11 20"50 19"00 20"60
SSDC RED VOLTAGE 8 20"50 19"00 20"26
FREE WAY Rockets 20"50 19"00 20"44
Div.3 SSDC Red Shooting Star 15 23"00 22"00 22"58
FREE WAY Success 15 23"00 22"00 23"19
TUNAMI TUNAMI 23"50 22"00 24"64
チーム・スプラッシー チーム・スプラッシー 23"00 22"00 22"78
Open WYVERNS・スプラッシー Bow Wow Dreamers N/A N/A N/A 29"60
ノー

ビス

South Box
STRIKE WYVERNS−B+スプラッシー
TUNAMI

1ディビジョンはシードタイムを唯一19秒台で提出のあったチームYJCのみとなった。空、ジュピター、弾、海で今回も18秒台を何回も出して、その健在振りを披露してくれた。ハイトドッグはラブラドールの空でジャンプの高さは13インチ。同クラブのSky-Airsとの対戦以外は全てクリーンに走り、今回全ヒートを20秒未満で完走している。Sky-Airs との対戦ではハンドラーの数が不足してチームYJCが棄権した。NAFAのルールでは犬などが重なり、どちらかのチームが棄権しなくてはいけない場合は速いとみなされる方のチームが走らなくてはならず、遅いとみなされるチームが棄権をすることになっている。JFPSルールでもチャプター6(d)にて同様に規定しているが、今回ディビジョンをまたがるようなレースの組み合わせとなったため、また、今回デビューしたSky-Airsのロッキー(BC)の練習にもなるとのことで、例外を認めた。しかし、第2ディビジョンの優勝争いに大きく影響するので、今後同じような状況が起こった場合はディビジョンをまたがる場合でも、チャプター6(d)を適用することする。

2ディビジョンはシードタイムを20秒台で提出のあった4チームが第1ディビジョンのチームYJCを含めた5チームでの総当たり戦で行った。第1ディビジョンのチームYJCは棄権した対Sky-Airs戦以外では全勝しているため、Sky-Airsにとっては大きなアドバンテージとなった。今回ディビジョン優勝を飾ったSTRIKE WYVERNSは1戦1戦を大切に戦い、そのハンデイを押しのけての優勝を手にした。ワイバーンズでも第2世代の犬として、レオ(BC)の妹分のARIES(BC)がデビューを飾った。ノービスの時から彼女の直線部分の加速には目を見張るものがあった。犬のボックスを蹴る意識を強化し、前足がレーン上でボックスから出来るだけ離れた位置に着地するようなフォームになれば加速は更に強くなり、チームのより大きな戦力となると思われる。同じく今回デビューを果たしたSky-Airsのロッキーとともに今後の活躍に期待したい。

3ディビジョンはシードタイムを23秒台で提出のあった4チームとオープンの1チームを含めた5チームの総当たり戦で行い、順位は勝ヒート数で決定された。オープンのチームには勝敗がつかないため、オープンのチームと対戦する場合は完走すれば勝ちが与えられる。勝ヒート数が並んだ場合は直接対決のレースの勝ヒート数で順位は決まる。Red Shooting StarとSuccessは最終的に勝ヒート数15で並んだが、直接対決を3:2で制したRed Shooting Starがディビジョンを制した。Red Shooting Starは主力のPUDDING(MIX)とMischa(BC)を軸に固定し、まだ経験の浅いBiscuit(パピヨン)のサポートとして経験豊富のJUNI(ミニピン)が、まりこ(Mix)のサポートとしてまな(BC)が入る無理のないラインアップで望み、安定したレース展開を繰り広げた。同じ勝ヒート数15で並んだSuccessは対オープン戦で2つNF(ノーフィニッシュ=未完走)で勝ちを逃し優勝を譲った形となった。

個人タイトルではFree WayFUSIA(パピヨン)がFM(5000点)、TUNAMIの蘭(ラブラドール)がFDCh(500点)、チームYJCのロッキー(BC)とSTRIKE WYVERNSのARIES(BC)がFDX(100点)をそれぞれ獲得した。

昨年5月の朝霧大会でデビューを飾ったTUNAMIは地元静岡県での開催とあってレギュラー1チーム、ノービス1チームプラス多くの応援団に囲まれての参加となった。また、同じ静岡県South Boxがノービスデビューした。今回残念ながら参加できなかった愛知県The dogs of DGを含め、今後東海地方でのフライボールの普及に期待したい。

 

戻る